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2019.03.05 施工事例

<リフォーム 施工事例> ①築年数の古いお家も、耐震性能を見直して安心・安全な住まいに|奈良・法隆寺の新築・リフォーム パーシモンホーム 日都建設

こんにちは、Persimmon Home(パーシモンホーム)の日都建設です。
今日は、2月下旬に完成した古いお家のリフォームについて紹介したいと思います。

施主様に最初にお目にかかったのは、昨年の夏のことです。
法隆寺に近い静かな住宅街に購入されたお家のリフォームについて相談を受けました。
その後、他社もいろいろ検討された上で、弊社の提案や実績、価格にご納得いただいて契約となり、11月下旬に工事がスタートしました。

 

リフォームをするのは、築40年の趣ある和風のお家です。
築年数が古い家で気になることは、やはり耐震性です。

施主様も「安心・安全に暮らせる家」ということを一番大切に考えておられたため、耐震のために予算を多く充当しました。

 

まず、1階の床は全てばらし、天井も梁がむき出しになるまで解体し、土台から梁までの耐震壁用の筋交い・金物をつけていきます。
外壁も、昔の家は竹を編んで土壁に仕上げるため耐震性はとても弱くなっています。
これも耐震壁にする部分は全てばらし、補強の筋交いを入れた耐震壁を家全体で20枚近くつくりました。
耐震補強のために床・壁・天井をめくったわけですが、結果として断熱材も、床や壁・天井の入れられるところすべてに入れて断熱対策もとることができました。

 

1階には、床の間と仏間、広縁もついた本格的な8畳の和室があります。
この座敷も、隣室とつながる4枚のふすまの両端を構造壁にし、2枚の引き戸で開閉する形にしました。
こうすることで家の中央を支える構造壁ができ、耐震性がかなり向上しています。

施主様からもご要望があったため欄間はそのまま残し、構造壁を含むすべての壁を左官屋さんが塗り直しました。
天井は洗いをかけて畳を新しくすると、昔の座敷の落ち着いた雰囲気はそのままに、明るく気持ちのよい和室がよみがえりました。

 

また、浴室・洗面所、トイレなどの水まわりは以前の間取りでは狭かったため、壁の位置を移動させて浴室と洗面所を広くしました。
施主様ご夫妻に気持ちよく使っていただけるよう、水まわりは一新しています。

 

8畳の座敷の奥は、以前は和室の続き間でしたが、ここを洋室にして隣のDKとつなげ、広いLDKにしました。
このLDKと2階の様子は次回の投稿でご紹介します。

写真①:広々とした玄関ホール。床は張り替え、聚楽の壁は塗り替えて、天井は洗いをかけました。
季節のしつらえが楽しめる飾り棚は以前からのものです。

写真②:8畳の本格和室。
畳のサイズが大きい京間なので、かなり広く感じます。

写真③:欄間は活かして。
隣の洋室側は閉じているのでポリカーボネートを貼っています。

写真④:細工の美しい建具も、以前のものをそのまま使用しています。

写真⑤:筋交いと断熱材の入った玄関の壁(施工中)

ご家族にとって快適で暮らしやすい家を、一緒に考えましょう。
「Persimmon Home(パーシモンホーム)法隆寺モデルハウス」にてお待ちしております。
お電話にて予約をしていただけると、よりスムーズです。

■オープン時間/午前10時~午後5時(水曜・祝日は休み)
■電話番号/0745-74-3269

日都建設 パーシモンホーム
インテリアコーディネーター/二級建築士/福祉住環境コーディネーター
大北 澄