スタッフブログ

STAFF BLOG

2021.08.17 施工事例

【リノベーション事例】古き良き日本家屋の風情と、暮らしやすい設備や性能を融合させた住まい

こんにちは、Persimmon Home(パーシモンホーム)の日都建設です。

太い柱や梁をもつ家の造り、土間や縁側を備えた昔ながらの間取りなど、古き良き日本家屋の魅力が詰まった古民家。
地域に古くから残る古民家をリノベーションして新たな住居としたり、民宿やカフェのような商業施設としたりする「古民家再生」に今また注目が集まっています。

パーシモンホームでは、経験豊富で確かな腕をもつ大工さんが古民家のリノベーションも手掛けています。今日は、古民家リノベーションの施工事例をご紹介します。

法隆寺にも近い静かな住宅街にある築40年のお住まい。
20代のご夫婦のご新居にと、リノベーションの計画がスタートしました。

古いお住まいで気になるのは、やはり耐震性です。
リノベーションにあたって施主様も「安心・安全に暮らせる家」であることを第一に考えられておられたため、耐震のために予算を多く充当しました。

1階はすべての床を、そして天井も梁がむき出しになるまで解体し、土台から梁までの耐震壁用の筋交い・金物を付けていきます。
外壁も、竹を編んで土壁に仕上げた昔の壁は耐震性が小さいため、補強の筋交いを入れた耐震壁を全体で20枚ほど造りました。また、耐震補強のためにめくった床・壁・天井にはすべて断熱材を入れ、断熱対策をとりました。
古い壁・床・天井を全部剥がすところから始めて細部まで手間をかけることで、安全で快適に過ごせる住まいが実現します。

広々とした玄関ホールは飾り棚をそのまま活かし、床は貼り替え、聚楽の壁は塗り替えて、天井は洗いをかけました。

床の間と仏間、明るい縁側のある8畳の本格和室は、隣室とつながる4枚のふすまの両端2枚分を構造壁にして耐震性を向上させています。美しい欄間はそのまま活かして。

座敷の奥は、以前は和室の続き間でしたが、ここを洋室にして隣のDKとつなげ、広いLDKに。間仕切りには上吊り方式のスクリーンウォール(引き戸)を付けました。床にレールがなく、開け放つと広々とした空間に。
浴室・洗面、トイレなどの水回りも、昔の家は狭くなっているので壁を移動させて浴室と洗面所を広くし、一新しました。

趣のある日本家屋の良さを活かしながら、今の住宅の便利さや快適さも取り入れたリノベーション。古民家に関心のある方は、住まいづくりの一つの手段として検討されてみてはいかがでしょうか。

ご家族にとって快適で暮らしやすい家を、一緒に考えましょう。

※弊社モデルハウスは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面の間は「完全予約制」とさせていただきます。
来店の際は前日までに下記宛てにご連絡いただきますようよろしくお願い申し上げます。
■お問い合わせ先/0745-74-3269(開店時間/10:00~17:00、水曜・祝日は休み。日曜日は事前にご予約いただいた場合のみ開店)

日都建設 パーシモンホーム
インテリアコーディネーター/二級建築士/福祉住環境コーディネーター
大北 澄