スタッフブログ

STAFF BLOG

2021.10.19 住まいのノウハウ

【住まいのノウハウ】その土地を購入する前に、確認しておきたいこと

こんにちは、Persimmon Home(パーシモンホーム)の日都建設です。

新しく家を建てるための土地選び。
ご希望のエリアで土地探しをして候補の土地が見つかっても、「そこが建てたい家のプランを実現できる土地なのか」を見極めるのは難しいものです。
今日は、土地を購入する前に確認しておきたいことをご紹介したいと思います。

●その地域にどんな建物が建てられるのかを定める「用途地域」
まず、土地は13に分類された「用途地域」の種類によって建てられる建物の高さや規模、用途が決まっており、場所によって建ぺい率や容積率も異なります。
用途地域が違えば、同じ広さの土地でも建てられる家の広さ(延べ床面積)や高さが違ったり、店舗・施設がある地域・ない地域など周辺の住環境も変わったりするため、購入したい土地の用途地域は、不動産会社で必ず確認するようにしましょう。

●敷地は道路に2m以上接しなければならないという「接道義務」
家を建てる敷地には「接道義務」があり、「4m以上の幅員のある道路に対して2m以上接していること」という制約があります。道路幅が4mに満たない場合は、道路の中心線から2mの位置まで後退(セットバック)して敷地を空けておかなくてはなりません。「予想外のセットバックで建築面積が狭くなった」という場合もあるので、住宅の密集地、旧市街地での土地の購入・建て替えや、細い通路が敷地前方についた旗竿地は、注意が必要です。

●都市の貴重な自然環境を守る「風致地区」に指定された地域
都市の良好な自然的景観を守り、自然と調和の取れた環境を作るために定められた「風致地区」では、建築を行う際に通常よりも厳しい制限があります。奈良県でも風致地区に指定された地域は多く、周辺の景観と不調和になるような建築物の色彩・形・デザインが禁じられていたり、木竹の伐採や土石の採取に許可が必要であったりします。
自然豊かで風格や歴史のある地域に住める魅力がある一方で、「太陽光を載せた片流れの屋根の家を建てたい」といった望みが叶わなかった、屋根材は瓦を指定されていて建築費がアップした、といったケースもあるため、風致地区ではその地区のルールを必ず確認しておきましょう。

●購入予定の土地の災害リスクを知らせる「ハザードマップ」
昨今、想定を上回る自然災害が頻発し、被害も甚大になっています。
そのような状況を反映し、洪水・土砂災害・高潮・津波などの被災想定区域や避難場所・避難経路を示したハザードマップを確認した上で土地探しをされるお客様がとても多くなっています。
気に入った地域や候補の土地がみつかった時には、一度ハザードマップでその地域の災害リスクを確認しておくことをおすすめします。国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」が便利です。

以上のように、さまざまな点から検討しておきたい土地選び。
土地の契約をする前に、家を建てようと決めた工務店やハウスメーカーで設計士に相談すると個々のケースに応じたアドバイスを受けることができて安心です。
ご家族にとって、よりよい土地との出会いがありますように。

ご家族にとって快適で暮らしやすい家を、一緒に考えましょう。

※弊社モデルハウスは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面の間は「完全予約制」とさせていただきます。
来店の際は前日までに下記宛てにご連絡いただきますようよろしくお願い申し上げます。
■お問い合わせ先/0745-74-3269(開店時間/10:00~17:00、水曜・祝日は休み)
※日曜日は事前にご予約いただいた場合のみ開店いたします。

日都建設 パーシモンホーム
インテリアコーディネーター/二級建築士/福祉住環境コーディネーター
大北 澄