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2023.07.11 コラム

太陽光発電で作った電気をしっかり自家消費するためには?

こんにちは、Persimmon Home(パーシモンホーム)の日都建設です。
先週の投稿(https://nitto-con.co.jp/blog/7952)に引き続き、今回も6月に社内で実施した太陽光発電システムの勉強会についてお伝えします!

前回の記事では、太陽光発電の売電単価が下がり(2023年度の買い取り価格は16円)、一方で毎月の電気代は上がっている状況下で、余剰電力もできるだけ自分の家で使う方が得だという考えが主流になってきていることをお伝えしました。

そこで今回は、余剰電力を自家消費する方法をお伝えします。

一つ目の方法は、「蓄電池の導入」です。
蓄電池があれば、貯めた電気を売電にまわさずに別の時間帯に自家消費することができるほか、万一、日没後の太陽光発電が使えない時間帯に停電しても貯めた電気を使って生活が維持できるので、災害時の大きな備えとなります。
家庭用蓄電池の容量はだいたい10kWhが主流で、最大が16 kWhです(それ以上になると消防法の関係で発電設備扱いとなり、検査がとても大変になります)。10kWhの蓄電池があれば、停電時も2日半くらいは電気を使うことができ、その間に晴れる日があればさらに蓄電もできます。導入にあたっては、太陽光発電の設置容量やご家庭で必要な消費電力量なども考慮して検討することが大切です。

二つ目の方法は、「V2H機器の導入」で、こちらは近頃注目もされています。
V2Hとは、Vehicle to Home(クルマから家へ)の略で、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV・PHEV)の大容量バッテリーに蓄えた電気を、家庭用の電力としても使えるシステムのことです。
V2H機器があることによって、昼間、太陽光発電で貯めた電気を夜間に使って電気代を削減できるほか、EV走行にも使えるため燃料費の節約にも役立ちます。同様に災害時にも、家庭の非常用電源として活用できます。
ただし、V2H専用機器やその設置費用はまだまだ高額で、導入コストと節約できる費用・設置のメリットとのバランスはしっかりと検討しなくてはなりません。

そこでパーシモンホームでは、新築時に太陽光発電システムを設置する場合、蓄電池やV2H用の先行配管(空配管)工事を行います。先行配管を行うことで、のちに蓄電池やV2Hを設置する場合にも電気工事が容易で、費用も少額で済みます。
また、EVの充電コンセントは標準で設置いたします。

将来の暮らし方や災害時に備えて家づくりも変化する中、今何ができるのかをお客様と一緒に考えていければ幸いです。

ご家族にとって快適で暮らしやすい家を、一緒に考えましょう。

※パーシモンホーム法隆寺モデルハウスは、随時見学を受け付けております。
「完全予約制」となっておりますので、ご来店の際は事前に下記宛てにご連絡いただきますようよろしくお願い申し上げます。
■お問い合わせ先/0745-74-3269(開店時間/10:00~17:00、水曜・日曜・祝日は休み)
※日曜日・祝日は事前にご予約いただいた場合のみ開店いたします。

パーシモンホーム 日都建設