こんにちは、Persimmon Home(パーシモンホーム)の日都建設です。
これまで設計に携わった数々の家の中でも面白い間取りとして思い出すのは、庭に面したリビングの南側全面に「土間」を計画したお住まいです。
今日は、「土間のある暮らし」について考えてみたいと思います。
「ハーブを育てて、自分で休日に料理をしたい」というご主人のご要望で、南面全面に土間を通したリビングをプランしました。
庭からの明るい日射しと、奥まで通る土間があることで、リビングは遮るものもなく、広々と開放的な空間に。
オープンなリビング階段や小上がりの和室も設け、ご家族が思い思いのスペースでくつろげるようにと考えました。
土間のよいところは、昔の古民家のように土足のままで家の奥まで入っていけることです。
施主様のように庭でハーブを収穫して、そのままキッチンで調理したり、鉢植えをたくさん並べて気軽にガーデニングを楽しんだり、大切なロードバイクをそのまま土間に乗り入れて整備したり…。戸外の趣味と家の中の暮らしがより近くなって、家族の楽しい休日がさらに充実したものになりそうです。雨の日や寒い日も気になりません。
最近では、土間にソファやダイニングテーブルを配置して、リビングや客間の延長のように使われている写真も見かけます。土間をどのように使うか、どう過ごしたいかによって、その間取りや動線も変わってくるため、プランの際にはそんなことも伝えていただけたらと思います。
また、土間の床の仕上げも、選び方によって雰囲気がずいぶん変わります。
洋風のインテリアにも相性のよいタイル貼り、シンプルさが魅力のモルタルの金ゴテ仕上げや刷毛引き仕上げ、小石や砂利の質感が美しい和風の洗い出しなど、どれも左官屋さんの経験と高い技術が必要とされる仕事です。
趣味に打ち込むスペースに、憩いやもてなしの場にと、従来の玄関やリビングにつなげて新たな可能性をプラスする土間。
興味のある方は、ぜひ住まいのプランに取り入れてみてはいかがでしょうか。
ご家族にとって快適で暮らしやすい家を、一緒に考えましょう。
※弊社モデルハウスは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面の間は「完全予約制」とさせていただきます。
来店の際は前日までに下記宛てにご連絡いただきますようよろしくお願い申し上げます。
■お問い合わせ先/0745-74-3269(開店時間/10:00~17:00、水曜・祝日は休み)
日都建設 パーシモンホーム
インテリアコーディネーター/二級建築士/福祉住環境コーディネーター
大北 澄