玄関を入ると、正面にリビングへの扉、右手にシューズクロークへの扉があります。

もちろんまっすぐリビングに入ることもできますが、ご家族は帰宅されたらまず右手のシューズクロークへ。靴や傘などをその場で片付けて内扉を開くと、リビングへとつながっています。

リビングに入るとすぐ左に洗面台があり、手洗いやうがいまで済ませて、｢ただいま！｣。
帰宅後の手洗いが欠かせない習慣となった今、ご家族のみなさんが使いやすいレイアウトを実現しました。

広々としたLDKでひときわ目立つのが、シンクとIHクッキングヒーターを分けた2列型のキッチンです。

プランの際、｢対面キッチンにダイニングテーブルを横並びにしたい｣というご要望があり、キッチンを動きやすい2列型にする提案をしたところ、大変喜んでいただき、採用となりました。

シンクのあるアイランドキッチンの横にダイニングテーブルを置けば、配膳・片付けもしやすいダイニングスペースに。キッチンに立つ人と食卓を囲む人の距離が近いので、テーブルに着くお子様を見守りながら調理もはかどります。

さらに充実しているのが収納です。
調理家電や食器などを収納するカップボード、その奥には食料品や日用品を保管できるパントリーのほか、大工さんの造作で観音扉のファミリークローゼットも造りました。クローゼットの下が高く上がっていますが、そこはルンバの基地にと考えました。ルンバが仕事を終えたらここに戻り、充電もできるように電源があります。

主寝室は、濃いグレーのヘリンボーン柄をベッドヘッドのアクセントクロスに。
カーテンも濃いめの色で揃え、ホテルのようにお洒落で落ち着いた印象の寝室になりました。
壁の下部2箇所につけたコンセントの色も、目立たないように壁の色に合わせて濃いグレーを選んでいます。

お二人のお子様のお部屋は、白木調の腰壁がアクセントになり、軽やかな印象に。
腰壁の上のクロスはお子様がそれぞれ好きな色を選ばれました。大工さんの造作による机も、便利に使っていただけたらと思います。